涅槃会
本日午後1時より涅槃会をお勤め致しました。
お釈迦さまが亡くなられ、涅槃に入った日にちなんで営む法要です。
この法要では、お釈迦さまが亡くなられるときにたくさんの人たちが駆けつけた様子を現した涅槃図という掛け軸をおかけします。
そして中央院では本堂の柱掛を普段とは違う白の柱掛をおかけします。
なぜ白の柱掛に変えるのかというと、お釈迦さまが亡くなられたときに、辺りの木が全て白く枯れ、林がまるで鶴のように見えた(鶴林)という言い伝えや、周りにあった菩提樹が四つは白く枯れ、四つは大きく成長して枝葉を茂らせた(四枯四栄)という言い伝えにちなんでのことです。
鶴林の言い伝えからは、お釈迦さまが亡くなられたときの悲しみはどれほどであったかが感じ取られます。そして四枯四栄の言い伝えからは、お釈迦さまが亡くなれても、その教えは受け継がれ広がっていくということが感じ取られます。
お釈迦さまの教えが今日の私たちに受け継がれていることへの感謝を忘れず、日々精進していきましょう。
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